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‟進化系”折り畳みパッケージ

(画像は公式サイトより引用)

ラッピング用リボンをはじめとしたギフト用包装資材のダブルノッツが考案した折り畳み式パッケージが話題だ。簡単組み立てかつ省スペースという作業・保管効率に優れた機能性ながら、開けた時と使用後の楽しさを感じさせるデザイン性で優れている。

基本の使用としてバッグ型「Tote Box」、ボトル型「Bottole Box」、観音開き型「Double-Door Opening Box」、底開き型「Bottom Fold Box」の4種類をラインアップ。そのいずれもがフラットかつコンパクトに折り畳むことができ、輸送効率や保管効率が高い。逆に、折り目のガイド通りに組み立てれば簡単に立体形状となって自立貼り箱のような存在感ある箱が完成する。

工場の職人の意見も取り入れ、元々ある折り畳み箱とは異なる観音開き型などを完成させ、意匠性やサイズにバリエーションを持たせた。既に組みあがったケースなどと比べると半分以下の厚みで納品されるため、バックヤードの狭いショップにとって保管性や作業性にも優れる。簡便な構造である一方で厚みがあり、内包した磁石でしっかりと封ができ、ショッパーとしてもジュエリーケースなどとしてもふさわしい。

この「省スペース×魅せる設計」を掲げた折り畳み式の紙製パッケージは、昨年秋に初めて出品した展示会で「こんなの見たことがない」「今日一番の感動」と上々の評判を得た。この日は最終的なユーザーを創造し、シックな色合いでパール感のある紙と金の箔押しで高級感溢れるデザインで製作。デザイナーなどからの引き合いも得て、色やサイズを変えての注文も対応していくとしている。

洋菓子メーカーやその周辺企業とのリボン商品の取引を主軸にギフト用包装資材を取り扱ってきた同社だが、ユーザーの要望を受け海外の提供先工場の協力を得て変形貼り箱のOEM製造も行っている。しかし、今回の製品は具体的にユーザーから要望を受けたものではないオリジナルアイテム。代表取締役の楠本茂幸氏は「度重なるコスト高でユーザーがパッケージにかけられる費用が少なくなり、OEMの提案もコスト優勢になってしまう。パッケージは単なる器ではなく、価値を高めたり、伝えたりする重要な要素であるのにもったいない」という強い思いで、面白さや新しさのある箱パッケージを作り出そうと自社企画に取り組んだ。

もちろんリボンなど他の商品と組み合わせた装いも提案していく。折り畳みパッケージの‟進化系”として、トータルメリットの大きい同製品がギフトパッケージを華やかに彩ってくれそうだ。

 

(包装タイムス2026年1月26日より引用)

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