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自着する紙製包装材を拡販

(画像は公式サイトより引用)

ラベルなど事務用紙製品のヒサゴグループで素材の開発や製造を担うKALBASの「Self Sticky Paper(自着紙)」がのり面を貼り合わせるだけで物を包める簡便かつ省資源であるとして話題になっている。工業品の梱包など、企業間物流の包装材としても拡販を進める。

同製品は、自己粘着剤を片面に塗布した包装紙。糊面同士を合わせて加圧するだけで接着することができる。複雑な形状でも密着するが包んだ物に糊残りはせず、テープや副資材なしで梱包が可能だ。

また、ラミネート加工などはしておらず、紙の性質をそのまま生かした素材のため、折り曲げや切断、ラベル貼付のしやすさなどの特徴も備えている。

大阪で開催された第4回関西物流展では、防錆紙とともに自着紙を出品した。SDGsや省資源の観点だけでなく、「届いた先で廃棄物になる」「中身に合わせて何種類ものケースを在庫できない」といった、企業間・拠点間輸送の梱包物に関する課題解決にも貢献できるとして提案。小型部品を包む資材としての採用実績もあるという。

また、ヒサゴからは、柄付きで通販やギフトの包装に使いやすい「テープのいらない梱包紙」としても一般販売を行っている。

(包装タイムス5月15日より引用)