剝離紙の再生資源化を目指して
(画像は公式サイトより引用)
王子タック、大阪シーリング印刷、サトー、リンテックの4社は、使用済み剝離紙の回収システムと再生処理技術の構築・確立を目的に、「一般社団法人ラベル循環協会」を発足させた。
剥離紙の再生利用が広く認知され、ラベルが持続的に活用される社会を実現すべく、資源循環モデルの構築に向けて企業の枠を超えて、2022年から4社が中心となり「J-ECOL設立準備団体」を立ち上げ活動を続け、2023年に正式に社団法人へ移行する運びとなった。
協会では使用済み剥離紙の再生資源化と普及促進、リサイクル技術確立の支援、リサイクル状況の可視化と情報発信といったことに取り組み、25年には使用済み剥離紙が再生資源として広く認知されることを目標に据えている。また、剥離紙の循環システムの構築については、ラベル業界だけではなく、各種商品のメーカーなどラベル業界だけでなく各種商品のメーカーなどラベル利用者が幅広く資源循環の情報を共有し、サプライチェーン全体として取り組んでいく。さらに、将来的には使用済み剝離紙を再び剝離紙に戻す水平リサイクルも検討していく。協会ではホームページを開設し、会員の募集を始めている。
(包装タイムス2023年7月10日より引用)