Case Study

事例紹介

通販用ダンボール箱の効率化

仕事や家事・育児に忙しく時短をしたい方や、買い物に行くことを不便に感じられている高齢者の方にぴったりな、簡単でおいしく健康的な旬の手作り冷凍惣菜を販売する食材宅配事業「わんまいる」。合成保存料や合成着色料などは一切使用せず、旬の国産食材がたっぷり含まれたメニューを楽しむことができます。
全国100か所の地域パートナーを拠点とした宅配サービスを高齢者向けに、自社サイトも含めた大手モールへも出店した通販事業を展開しており、井澤徳はそのダンボール箱を納品しています。

市場の影響

同社は古紙の値上げの影響でダンボール箱の価格改正があり、物流のコストが上がってどうにか出来ないかと考えていました。しかし、ギフト需要もあるので、お客様に喜んでもらうため包材はあまり削ることが出来ないと悩んでいたところダンボール箱変更の話があったのです。井澤徳からはコストを抑えるための様々な提案をしました。
また、中に入れる商品の包装パッケージが変わり、ダンボール箱も変更しなければいけなかったので、ちょうどいい
タイミングでした。

材質の検討

商品発送の流れとしては、物流センターで注文のあった商品をピッキング、箱詰めし、発送するという流れです。
その時に使用するダンボール箱ですが、中芯と呼ばれる厚さの部分を一般的なAフルートからCフルートに
変更しています。
日本では厚さ5mmのAフルートが主流ですが、世界的には4mmのCフルートが主流となっています。
また、中芯の材質を以前よりも強度のある古紙を使用し、ダンボールの強度を落とさずにコストを抑えることが
できました。

この1mmの違いのメリット

・倉庫スペースの有効活用
例えば、倉庫で保管している時、同じ高さでも置ける枚数が変わってきます。
Aフルート・・・1.5mで150枚設置
Cフルート・・・1.5mで187枚設置

・輸送効率の向上
一度に運べる量が多くなります。

・1台のトラックで多くを運べるようになり、輸送時のCO2削減

・原紙の使用料削減

などに繋がっています。
また、Cフルートの方が枚数をたくさん倉庫に置くことができ、スペースを有効活用することができます。そうすると、1回に発注する数も多くなり、単価を安くすることも可能です。

 

内寸の変化による箱詰めの効率化

箱のサイズを規定のサイズに抑えることで、効率的に活用することができます。
外寸とは、箱の外側の寸法のことで、宅配便の送料を決める際に必要となり、幅+深さ+長さの3辺合計サイズで決まります。
また、内寸とは箱を組み立てた状態での内側の寸法で、商品がダンボール箱に入るか確認する際に必要です。
厚さが1mm薄くなっていることにより、内寸もしくは外寸が変わってきます。
外寸が変わると3辺合計が変わり、送料に影響してくるので規定内のサイズで作ることが送料を抑えるコツです。

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