Case Study

事例紹介

艶のあるラベルで目を引くデザインに

化粧品メーカーとして製造・販売をしているナリス化粧品。
訪問販売事業・海外事業・リテール事業・OEM事業・通信販売事業・店舗販売事業・教育事業と様々な事業を展開し、化粧品会社の視点を活かしたサロン運営や美容機器の開発にも取り組んでいます。
その中、井澤徳は製品のラベル制作で携わっています。種類は様々ありますが、制作しているのは「アテンションシール」「責任表示シール」「テスターシール」「巻きラベル」。今回紹介するラベルは「アテンションシール」です。
※アテンションシールとは
店頭で消費者の興味を引くシールを指します。ドラッグストアやコンビニエンスストアなどに陳列されている商品に、直接貼付されたもの。

商品陳列時での他社との差別化

ナリス化粧品からお預かりしたデータを元に校正を出し、ラベルを作成します。
ラベルには販促効果があり商品イメージを訴求する役割も果たしていますので、質感やデザインの違いで商品の売り上げも変わってくると言われています。また、含まれている原材料名を明確に表示するとても大切な役割も担っています。
ドラッグストアなどの商品棚には様々なメーカーの商品がたくさん並ぶので
その中で埋もれてしまわず、目立つようにラベル作りも工夫しなければなりません。
その為、デザインや見せ方を工夫します。

凸印刷での再現

ラベル印刷は、オフセット印刷と凸印刷の2種類の方法があります。
一般的にはオフセット印刷の方がきれいな仕上がりですが、凸印刷でも文字潰れがなくオフセット印刷と変わらない仕上がりだと好評です。また、値段もオフセット印刷に比べて安価に出来るので、費用を抑えてきれいに作ることができます。
素材に関しては、水回り品などの製品ラベルによく使用されるユポを使用。
柔らかくコシがないので、ボトルなどの曲面に適しています。

デザインにツヤ感を

光を集め、艶感を出すためメタリックな色合いにし、銀色の基材を使用しています。
白の基材に色をのせてもベタ塗りになり、光を反射するメタリックな風合いは出ないからです。
また、デザインにメリハリをつけるため、メタリックにしない所には銀色の上に白色をひいてから色をのせる工程を取ります。
各デザインにより手法は変わってきますが、最適な方法で仕上りまで持っていきます。
今回は銀色ベースの基材を使うことで、艶感を出しデザインにメリハリをつけることでラベルの存在感を強調しています。このようにして、様々なラベルが制作されています。

※今回の内容にはありませんが、ラベルの種類の補足です。
「責任表示シール」
商品の原材料や、内容量、賞味期限、生産者、販売者など商品に関する情報を記載したもの。
「テスターシール」
コスメやアロマ商品の店頭のサンプルに貼るもの。
「巻きラベル」
容器に巻き付けた状態のもの。

 

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