
‟手軽にSRP”を訴求
(画像は公式サイトより引用)
クラウン・パッケージは、独自開発のシェルフレディパッケージング(SRP)「バリットボックス」を軸に、紙製食品容器、環境配慮型素材などを多数展示する。
展示ブースを「SRP」「紙製食品容器」「環境配慮型素材」の三つのゾーンで構成。SRPでは、高精細デジタル印刷と組み合わせた提案を行う。同社は昨年9月、埼玉事業所にオフセットと同等(解像度1200dpi)の美粧印刷が可能なデジタル印刷機を導入。「SD(スーパーデジタル)プリント」の名称で提案を始めた。版替えが不要なデジタルの特長を生かし、多品種小ロットの対応力を強化。多くのバリエーションを持つ商品やテストマーケティングなどに‟気軽に”SRPを導入できる体制を整えた。
食品容器のゾーンでは、量販店の売り場を模したスペースに多彩な紙容器を展示する。同社は「ヤシカサ」を原料とし、木材パルプゼロの「ピュアパーム」の実用化に成功。マレーシアに合弁企業を設立し、ピュアパームのパルプモールドの製造に乗り出した。古紙を使用しないため、食品一次容器にも導入が可能だ。
素材ゾーンでは、自社開発の紙素材を用いて、物流効率や作業性を向上させた形状のパッケージを展示。印刷・素材・形状を組み合わせ、ニーズに応じた提案を行う。
(包装タイムス2025年2月10日より引用)