容器を立てたままラベリング
(画像は公式サイトより引用)
STKトレーディングは、ガラスびん入りの酒やワインなどの重量のある容器を立てたまま、毎分30個(本)のラベリングができる半自動タイプの円周貼りラベラー「SL‐10」を新たに開発し、今秋より正式に販売していく。
重量のある容器を円周貼りラベラーにセッティングする場合、横に寝かせた状態にしてセットするのが一般的だった。こうしたハンドリング方法では作業者の手首や腕に負担を掛けてしまう。
新開発のSL-10は、1台で直径35~100㎜の円形の容器に対応。立てた状態の容器をそのまま滑らせてセットすると自動で円周貼りをするので、作業者の負担も大きく軽減できる。また、横向きにしたくない食品や化粧品などの容器のラベリングにも適している。
SL-10の大きな特長は、容器を3本のローラーで密着保持しながら回転させるので、容器を立てたまま安定したラベリングができ、ラベルのシワや傾きが発生しにくい構造になっている。さらに、どんな長さのラベルでも調整不要で、1枚繰り出すごとに自動で停止し、透明のラベルにも適応することから、ラベルの変更時の調整によるロスや時間の削減にもなる。
操作もタッチパネルの画面通りに進めるだけなので、初心者でも短時間にオペレーションを習得することができる。また、運転画面には加算カウンターか、プリセットカウンターかの選択ができる。しかも、調整画面でそれぞれの作業着に合わせて容器をセットしてかラベルがスタートするまでの時間を変えられる。
オプションとしてコンパクトなホットプリンターとラベラーと接続できるキャスター付き専用架台がある。
(包装タイムス2024年11月4日より引用)