パイナップル残さを使用したカトラリー
(画像は公式サイトより引用)
農産資源活用の研究開発は企画製造を行うFOOD REBORNはカネカの生分解性バイオポリマー「Green Planet」にパイナップルの葉の残さを混合したカトラリーを開発した。星野リゾートが運営する沖縄県のカフェで導入されている。
カネカのGreen Planetは、土と海中、両方で生分解性を持つ。ストローやレジ袋、カトラリー、食品の保存容器包装材など、さまざまな製品に採用されている。化粧品容器の共同開発に取り組むなど、近年ますます用途の裾野を広げている製品だ。
フードリボンは、パイナップルの葉から繊維を抽出する技術で天然繊維事業を展開しており、また繊維抽出時に生じる葉の残さを活用した生分解樹脂事業を営んでいる。PLAに葉の残さを配合した、生分解性を持つストローを2021年に開発。沖縄県のホテルや飲食店で広く採用されている。
今回開発したカトラリーはスプーン、フォーク、ナイフの3種類。星野リゾートが運営する沖縄県読谷村のバンタカフェで導入されている。沖縄県内のホテルを皮切りに、全国へ広げていきたいとしている。
(包装タイムス2023年7月17日より引用)