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特集記事

バガス製のたこ焼き容器

(画像は公式サイトより引用)

シンギは、イズミ・フード・サービスと共同で、たこ焼き用バガスモールド容器を開発したと発表した。実際の店舗での使用も始まっており、環境に配慮した容器として拡販を進めている。

バガスモールド容器は、サトウキビの絞りかす「バガス」原材料として作られて環境配慮型容器だ。同社は2022年に同素材を使用したお好み焼き用容器「#ひろまるバガス」の販売を開始しており、イズミ・フード・サービスが運営する「お好み一番地」ですでに採用されていた。

今回、たこ焼きでもバガスモールド容器を使用したいという要望を受け、新たにたこ焼き専用容器の開発に至った。この容器はお好み一番地のほか同じく運営するタコ焼き店「たこ一番」でも採用されている。

このバガス製容器の特徴は、生分解性を持ち森林資源を消費しない環境負荷の低さにある。さらの、耐水性・耐油性をもち、電子レンジでの加熱や冷凍保存にも対応するという実用性の高さも兼ね備えている。同社ではこれまで、ランチボックスや総菜容器、平皿などを展開していた。

#ひろまるバガスは、広島県のGREEN SEA瀬戸内ひろしま・プラットフォーム(GSHIP)のリーディングプロジェクトとして、ワンウェイプラスチックの削減・海ごみ削減を目的に開発された。今回の製品開発もこの取り組みの一環として行われている。同社では今度も、バガス製容器を含む環境配慮型商品を中心に、食文化の発展と環境問題の解決に取り組んでいくとしている。

 

(包装タイムス2025年4月28日より引用)

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