（画像は公式サイトより引用）

富士ベンダーサービスとアイナスは、アップサイクルした中古自販機と専用ecoカプセルを活用したカプセルトイの仕組み「ガチャCAN(ガチャカン)」を発表した。

同システムは何が出るかわからないランダム性を楽しむカプセルトイの要素を自販機に取り入れたもの。環境に配慮した取り組みして再生可能な生物由来資源を活用したバイオマス容器「ecoカプセル」を使用し、アップサイクルした中古自販機で提供する。

ecoカプセルは大サイズ(高さ210㎜)と小サイズ(高さ125㎜)の2種類があり、従来のカプセルトイマシンでは販売できなかったレトルトカレーや箸、タオルなどの大型商品も取り扱える。20色の標準カラーに加え、オリジナルカラーの制作も可能で、使用後は小物入れとしても活用できる。

中古の自販機は富士ベンダーサービスの塗装ブースや大判プリンターを駆使し新商品同様に整備。独自改造でディスプレイ空間を拡張し、商品の魅力をPRする工夫も施している。さらに軽量化・省エネ化も図り、設置後のメンテナンスにも対応する。

同システムでは、自販機本体は無料で提供し、販売利益の割合に応じた料金を回収する。事業者が新規に参入しやすい環境を整えた。設置場所がない場合には適した場所の選定や代理販売も実施。自販機のみの導入にも対応する。

両社はガチャCAN自販機の新規設置を募集している。

（包装タイムス2025年6月9日より引用）