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新色のリサイクルバンド リサイクルストレッチの販売開始

(画像は公式サイトより引用)

司化成工業は、物流・梱包関連の資材に関して、持続可能な社会と地球環境の保護・保全の観点から各種製品開発を進めており、10月12日から東京で開催される国際包装展「TOKYO PACK2022」で環境に配慮したPPバンドとストレッチフィルムを一般公開する。

自動梱包用PPバンドでは、主原料の50%以上が再生原料の「ワールドバンド・プレミアムカラータイプ」をリリースした。50%が再生原料なので、プラスチックの廃棄量を抑制し、CO2削減にもなる。従来は再生原料を使用したPPバンドは様々な色のPPバンドを配合するため、バンドの色は黒っぽいというのが一般的。今回同社がリリースしたPPバンドは、イエロー系、ブルー系、レッド系、グリーン系の4色(種類)を製品化した。これにより再生バンドでも外装の識別用途として利用できるという特長も備える。製品仕様は自動梱包起用で、紙管の内径が200㍉、バンド幅が15.5㍉の2500メートル巻。

パレット包装用ストレッチフィルムでは、使用済みのストレッチフィルムを再生原料として配合した手巻き用の「リサイクルストレッチフィルム」を発表した。再生原料を使用することで、廃プラの抑制とCO2の削減にもなる。物性もバージンタイプとほぼ同等。紙管の内径は3インチフィルム厚が異なる「HSR」と「HKR」の2種類。ちなみに「HSR」が12マイクロメートル厚×500㍉幅×500メートル巻で、「HKR」が15マイクロメートル厚×500㍉幅×300メートル巻。

なお、同社では「TOKYO PACK2022」に新機構(特許出願中)を搭載したパレットストレッチフィルム包装機を参考出品する。

包装タイムス2022年9月26日引用