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セルロースと再生PPのラベル 持続可能な社会の実現に向け販促強化

(画像は公式サイトより引用)

持続可能な社会の実現に向け、資源の有効利用や海洋プラスチックゴミ問題対策などのソリューションとして、シール・ラベルコンバーターのイーデーエムは、木材パルプを原料としたセルロースフィルムのラベル「脱プララベル」と、産業系廃棄物(=PIW)として排出されたPPレジンを20~30%配合したフィルムのラベル「再生PPラベル」を、ブランドオーナーなどの取引先へ積極的に提案を行っている。10月に東京・有明で開催された「2022東京国際包装展」でも、“地球にやさしい”ことを訴求ポイントとして出展した。

セルロースは木材パルプ、いわゆる植物の成分で、地球に最も大量に存在するバイオポリマーで、土中・海中に存在する微生物によって分解されるため、生態系に与える負荷を軽減することができる。

しかも、同社がラベルの表面基材として扱うフィルムは、インダストリアルコンポスト(産業堆肥化)の基準となるヨーロッパ(EN-13431)とアメリカ(ASTMD6400)の認証を受けており、同社は「脱プララベル」として提案していく。

ラベル機能としても、紙ラベルにはないコシの強さを実現していることから、POPラベル(アテンションラベル)としても有効だ。機械適性にも優れオートラベラーによる自動貼付けにも対応するという。

PIWのPPを使用した「再生PPラベル」は、リサイクルPPレジンを20%~30%配合したラベルで、水に強く、破れないという合成紙と同等の特性を備えていることから、その用途も合成紙と同様さまざまだ。

バージン樹脂の使用量を減らすという点では、減プラスチックのソリューションとして「再生PPラベル」の販促もより一層強化していく。

包装タイムス2022年11月14日引用