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「プチプチ」で自動ピロー包装 通販市場の人手不足と感染防止対策

(画像は公式サイトより引用)

「プチプチ」の商品名で有名な気泡入りフィルムシート製造国内最大手の川上産業は、9月に東京で開催された「国際物流総合展」で、フィルムシートでピロー包装する自動包装機を「プチパッカー」として正式に発表し、本格的に展開していくことを明らかにした。

新型コロナウイルス感染症の流行によって、自宅に居ながら買い物ができるネット通販やネットショッピング市場のニーズが高まっている。その一方で通販事業者の包装などを行う流通加工の現場では慢性的な人手不足に加え、コロナウイルス感染防止対策の観点から自動化を望む声が高まっている。

今回同社が正式に発表した「プチパッカー」は、そうした要望から誕生した包装機だと言える。これまで1日7時間稼働の中で、1万1千個の商品を気泡入りフィルムシートで包装するとなると、3人の作業員が必要だった。こうした作業を同包装機であれば一人のオペレーターで行うことができる。人手不足対策と、結果としてソーシャルディスタンスにもなる。

同包装機には4仕様があるが、今回一般公開した使用は、原反サイズが幅450㍉。巻径00㍉。包装後の製品サイズは幅65~210㍉、長さ80~320㍉、厚み60㍉。さらにカスタマイズも可能で、原反二丁掛、開封しやすいセンターミシン目加工、宛名ラベルなどが貼れる自動ラベラーの取り付けも可能だ。

なお、「プチパッカー」の制作には、包装機の茨木精機が関わった。

包装タイムス2022年10月3日引用