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ダウンタイム“ゼロ”実現 新型サーマルプリンターを発表

(画像は公式サイトより引用)

イーデーエムは、先頃開催のTOKYOPACK2022で、ラインを止めない連続式サーマルプリンター「DT2000c」を発表した。従来機1台分のスペースに2組のプリンター部を備える新発想のデュアルプリンターで、内部の自動切り替えによりリボン交換時のダウンタイム“ゼロ”を実現した。11月1日から販売を開始する。

DT2000cは、横ピロー包装機への組み込みに適した連続式サーマルプリンターの革新的モデルだ。消費者が求める鮮明で視認性の高い印字や安定性といったサーマルプリンターの特長をさらに追求しつつ、ラインを止めない新機構で生産性向上との両立を実現している。

同機は一つの制御システムで2台のプリンター部を同時にコントロール。ノンストップモードとツインモードという実用性の高い二つのモードを搭載する。

ノンストップモードでは、リボン残量を自動計測し、リボン終了時に稼働中のプリンター部と待機中のプリンター部を自動で切り替える。これによりリボン交換の際にラインを停止する必要がなくなり、生産性効率の飛躍的な工場を可能にした。

一方、ツインモードは、2組のプリンター部を交互に稼働させることで従来難しかった小ピッチ印字に対応した。

また同機は新設計のモジュラー式カセットユニットを採用。取り外し可能なカセット側にプリントヘッドモジュールが搭載されており、ヘッドの清掃や交換が手元で行える。このためノンストップモードであればラインを止めずに安全かつ確実にメンテナンスできる。

TOKYOPACKでは、ブース前面に2台のDT2000cを設置し、デモンストレーションを実施。多くの来場者が足を止め、説明に耳を傾けながら同機のユニークな動作を熱心に見入っていた。

 

包装タイムス2022年10月24日引用