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水平リサイクルで生まれた液体容器

(画像は公式サイトより引用)

ZACROSは、業務用液体容器「CUBITAINER」の水平リサイクル技術を開発し「CUBITAINER SUR」として製品化した。同製品は、臨床検査機器、試薬の開発・販売を行うシスメックスの全自動免疫測定装置の洗浄液での採用が決定した。

「CUBITAINER」は、キャップ、スパウト、本体の全てをポリエチレン製の単一素材で構成し、リサイクル性が高い液体容器シリーズ。使用済みの同製品を回収、再生し、リサイクル材として利用した成形したタイプ「SUR」が今回採用された。

SURは、内用液に接触する内層にバージン材、外層側にリサイクル材を使用し、安全と環境性能を両立させている。リサイクル材の使用で、従来品と比べてバージン材の使用量を30%削減し、また、使用済み容器の焼却に伴うCo2排出量も抑制する。ヘルスケア業界では困難とされてきた医療用容器の水平リサイクルを実現した製品となった。

ZACROSでは、モノマテリアル(単一素材)で社会課題の解決を目指す独自ブランド「MONOSOLUTIONS」を展開しており、今回水平リサイクルを実現したCUBITAINERだけでなく、つめかえパウチなどもライアップしている。

 

(包装タイムス2025年2月3日より引用)

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