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段ボール保冷ボックスに新製品

(画像は公式サイトより引用)

多田プラスチック工業は組み立て式段ボール製保冷ボックス「クラフトクーラーキューブ」を発表した。ウレタンの高断熱性能を発揮しながら、未使用時は高い保管性も発揮する包装資材だ。同社の従来品からさらなる低価格帯を追求し、同党の性能ながら約4分の3のコストダウンを実現した。同製品は国際物流総合展2023で公開され、来場者から高い関心を集めた。

同製品は25㎜厚のウレタンが貼られた2枚の段ボールを、使用時に組み立てて使う。折り曲げてはめ込み、テープ類やバンドで固定して、1辺300㎜の立方体保冷ボックスとして利用できる。

内容量は15ℓ。重量は1ケース当たり800gで耐久荷重は100㎏。強度を確保しながら軽い特徴を持つ。

組み立て式構造を採用したことで、輸送効率向上にもつながった。組み立てなければ300×900×50㎜サイズとして保管・輸送でき、1100×1100㎜パレットで100ケース輸送できる。従来製品では1000ケースを輸送するのに4tトラックを2台必要としていたが、同製品では1台で済む。

保冷性能は高く、0度融点の保冷剤二つで10度以下を18時間以上維持できる。クーラーボックスの代替品として訴求していく。

オプションとして外から温度が確認できる温度計の設置や遮熱アルミバッグの有無、防水段ボールの利用を選択できる。デザインを印刷することでBtoCでの利用も見込める。

また、使用済みの同資材を回収してリサイクルする取り組みも行っている。

同社はウレタンの発泡形成を手掛けており、物流展での展示は初だという。物流改善に注目が集まる中、同社は食品・医療品配送などに加え、防災用品やアウトドア雑貨など、さらなる業界へ訴求を進めたいとした。

 

(包装タイムス2023年10月16日より引用)

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