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構造解析で開発期間を短縮

(画像は公式サイトより引用)

SBS東芝ロジスティクスは、包装・設計コンサルティング営業を続けている企業で、2025年9月には社内の体制強化を図った。技術担当部内に「包装設計コンサルティング営業チーム」を新設し、組織される技術者全員がISO/IEC 17025の外部試験所認定を取得しており、その信頼性の高さには定評があるという。

同社は2025年に営業部門の組織変更を実施し、技術者が直接顧客に包装改善を提案するコンサルティング営業体制を敷いている。包装設計・開発の企画・設計段階から、コスト・品質と設計の両立を目指す製品設計コンセプト「DFL(デザイン・フォー・ロジスティクス)」を掲げている。

23年連続で「日本パッケージングコンテスト」(日本包装技術協会主催)を受賞しており、多様な包装設計技術を用いた構造解析ツールを推進している。物流視点を取り入れた包装設計を提案し、多彩な設計ツールで包装のコスト・品質向上を図っている。

構造解析技術を活用し、サンプルカッターで試作も行う。最近は横浜市磯子区の試験所(横浜包装試験所)を活用し、多様な試験設備も保有。CADや自社開発の設計アプリ、パルカッターを取り入れ、設計の効率化および品質向上を図っている。さらに構造解析技術やユーザーの現場に合わせた包装治具の開発・導入支援にも対応できる体制としている。

写真キャプションでは「上下2枚の段ボールホルダー」が紹介され、包装設計を担当した戸田太地氏のコメントとして、「構造解析・治具技術部の戸田氏」が試作の回数が削減されたこと、開発期間が短縮されたことについて、「ユーザーにもメリットを提供できたと思う」と述べている。

23年に「薄型基板用オール段ボールがっちり固定」で工業包装部門賞を受賞した。従来はプラスチック製ホルダーに厚さ1ミリ未満の薄型基板を挟んで固定していたが、海外に輸出する内容物の緩衝材として使われてきた。この技術を生かした構造解析の改善事例として、輸出時の薄型基板を包装物として、構造解析がっちり固定の技術を用いた。

段ボールがっちり固定は、工業包装部門で受賞した技術で、内容物の薄さ1ミリ未満の薄型基板用で、上下2枚とBフルートで構造した(貼り合わせなく、爪で固定する仕様)。従来の仕様と比較して包装容積が60%減、包装コストも49%減、輸送コストも36%削減を実現したという。CO2排出量は13%削減された。段ボール製ホルダーへの切り替えで、包装資材の脱プラスチック化にも顧客からの要望が寄せられ、着手した。

昨年春、輸送中の振動や衝撃を低減する包装をはめ込んで固定する構造とし、3枚とBフルートで構造したものを昨年6カ所に設けた爪で貼り合わせせず固定する成果を達成した。

包装設計を担当した戸田太地氏(構造解析・治具技術部担当)は、「構造解析・治具技術部を活用したことで、開発期間が短縮され、試作の回数も削減されたことは、ユーザーにもメリットを提供できたと思う」と述べている。

段ボール(包装)の技術部担当で構造解析を行い、設計の前段階で求められるデリケートな調整が求められるため、段ボールの折り曲がりが反発する検証を行った。フラップを利用して製品の段ボール製ホルダーの見直しに着手した。包装資材への切り替えで包装から脱プラスチック化の要望が顧客から寄せられ、昨年春から検討を開始した。

段ボールがっちり固定の結果は、数回の試作で完了した。段ボールによるテストプロセスの効率化を実現し、CO2排出量も13%に削減され検証を行った。設計プロセスの数%が削減されたことで、開発期間が短縮できたとしている。

 

(包装タイムス2026年7月6日より引用)

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