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チャック付きレンジ調理袋を規格化

(画像は公式サイトより引用)

明和産商はこのほど、電子レンジで加熱調理の直前に具材や出汁などの追加が可能な「チャックでポン」の規格袋を製品化する。開封後に具材などを追加することで加熱調理後の出来栄えなどの料理のバリエーションも広がり、さまざまなアレンジ料理の提案が期待できる。今後、関連業界に向けて製品周知を図り、受注獲得につなけていく。

同社は、包装資材の総合企業メイワパックスグループとして総合力を発揮しワンストップサービスで存在感を鮮明にしている。規格袋製品における業界シェア「ナンバーワン企業」を目指し事業を展開する中、安定的に製品出荷を行い、実績を伸ばしている。

とりわけ袋を開封せずに、そのまま電子レンジ加熱調理ができる機能性包装「RPタイプ」が評価され出荷実績が伸長している。加熱による内圧上昇で自動的に余分な蒸気が抜け、蒸らし効果で中身商品の“おいしさ”を引き立てると評判も上々。カレーやさつまいも、冷凍食品など採用分野のバリエーションも多彩。製品シリーズも増加している。

新たに規格化するのが「チャックでポン」加熱前に袋を開封し、お好みの具材やタレ(出汁)などを入れてチャックをしっかりと閉じる。電子レンジで加熱するとパウチが膨らみ、内圧を保ったままチャックの中央部に設けられた蒸気口から蒸気を排出。野菜ミックスや高野豆腐などアレンジ料理に最適だ。

同社は、福山ビッグローズ(広島県ふくやま産業交流館)で開催された「しまなみPACK」に製品を展示。来場者評価も高いことから今後、拡販に力を注ぐ考えだ。

 

(包装タイムス2023年12月4日より引用)