スパウト付き袋が好調
(画像は公式サイトより引用)
伏見樹脂が営業提案するスパウト(口栓)付きフィルム袋が好評だ。「スパウト付きパウチ」の規格品と、「スパウト装着受託」の事業展開を進めており、食品・飲料用途、衛生用品、化粧品など幅広い製品に導入実績も着実に増加。今後ますます需要の裾野を広げるものと期待している。
同社はLDPE、LLDPE、HDPEを中心とする各種原料をフィルム化し、全国的にも広く知られる有力企業。ポリエチレン関連製品は原反製造から印刷・加工までの工程が可能で、スパウト装着は多品種・小ロットに柔軟に対応できる技術力と設備機器を保有しており、対応力の高さが同社の強みだ。
とりわけ「スパウト付きパウチ」の規格品は、食品や日用品など幅広い用途で実績を持つ。独自のフィルム構成で内容物の劣化を防ぎ、他の容器に比べ軽量、プラスチック使用量が少なく、小ロット生産が可能なことが評価されている。
内容量の目安として100㎖から1000㎖までそろえ、サイズも100×120㎜から170×270㎜までの規格を用意。スパウト装着はセンターとコーナーの2タイプ。フィルム素材は、バリアナイロンとLLDPEをラミネートした2層フィルムの強靭でガスバリア性に優れた「バリアナイロンタイプ」と透明蒸着PET、ナイロン、LLDPEをラミネートした3層フィルムで、さらに高いガスバリア性を備え食品劣化を防ぐ「ハイバリアタイプ」を用意している。
「スパウト装着受託」は、フィルム袋にスパウト装着を受託して行う事業で、食品や日用品など幅広い用途向けの製品での加工実績があり、品質や納期で顧客の要望に応え信頼を得ている。装着可能なスパウトも「キャップなしタイプ」「キャップ一体タイプ」から選択が可能となっている。
(包装タイムス2024年8月26日より引用)