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【化粧品容器動向】バイオマス製品が拡充 レフィル導入でリユースも

SDGsやサステナブルな取り組みから、化粧品容器業界ではバイオマス素材を用いた製品の拡充が進んでいる。
こうした動きを受けて、ユーザー側でも容器にバイオマス樹脂の採用が拡大。
レフィルの導入で容器の繰り返し利用を促す動きもみられる。
コーセーでは、一部ブランドの本体容器にバイオマスPETを使用。
容器はリユースを前提とし、新たにレフィルを商品化した。
生分解性のバイオマスインキを使用し、段ボールの質感を生かした外装パッケージや紙素材容器を使用した大容量の日焼け止めも展開。
説明不要のサステナブルな取り組みが行われている。
化粧品購買層には環境対応に関心の高い消費者が多いことから、こうした同社の取り組みと消費行動が地球環境に貢献する点を強くアピールしている。
アルビオンでは、新たに発売したシリーズのほとんどにバイオマス樹脂を使用した容器を展開している。
また、2種類の商品を混ぜて使う試供品容器にアルミ素材のポーション容器「パキッテ」を世界で初めて採用するなど、新たな試みにも積極的だ。
業界全体では、テレワークやマスクの着用によりスキンケアを重視した「おこもり美容」の需要が拡大している。
自宅で過ごす時間が長いことから、成分表示を最低限にしたシンプルで生活空間になじむ容器デザインがトレンドだという。
各社のサステナブルへの取り組みは今後も注目していきたい。

 

2022年1月3日包装タイムス引用

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