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「プラR推進法案」閣議決定/ 歯ブラシも容リ方ルートで再商品化

包装タイムス2021年3月22日引用

政府は3月9日、国内プラスチック資源循環の取り組みを一層促すための新法「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案」
(以下「プラR推進法案」)を閣議決定した。
法案では家庭から排出されるプラスチック製のハンガーや歯ブラシ、玩具、文房具などを「プラスチック資源」として、
トレーやポリ袋などと一括して「容器包装リサイクル法ルート」で分別・回収し、リサイクルすることが盛り込まれた。

今国会に提出されることになった「プラR推進法案」では、プラ製品を設計・製造する事業者には
リデュースや解体のしやすさ、素材の代替などに努めるべき「環境配慮設計に関する指針」を策定し、
指針に適合した製品であることを認定する仕組みを設ける。

認定製品については、グリーン購入法上の配慮として、国は率先して調達するとともに、
リサイクル材の利用に当たっての設備への支援を行う。

プラ製品の中でも、使い捨てプラ製品については、提供事業者(小売り・サービス事業者など)が取り組むべき判断基準を策定する。
コンビニなどが消費者に無償で提供するスプーンやフォーク、ストローなどのプラ製品を削減するために、
有料化などの措置を講ずるための判断の基準を策定する。
この基準に著しく逸脱する店舗に対して、法案には改善を促す勧告や命令に加え、罰則規定(罰金)などもある。

市町村が行うプラスチック資源の分別収集・リサイクルを効率的に行うために、
プラ製のハンガーや玩具、ポリバケツなどについても、
トレーやプラボトルなど容リ方の仕組みを活用することが「プラR推進法案」には、
個別の措置事項として盛り込まれている。
法案は2022年度の施行に向け、今国会での成立を目指す。

◉竹製のスプーン店頭に?
新聞やテレビ報道などでは、プラスチック製スプーンやフォークなどの有料化を検討していることが大々的に報じられている。
コンビニなどの店舗でそれらが実際に有料化になれば、紙パック飲料のようにあらかじめストローをパッケージに装着して店頭で
販売されているように、例えばカップ麺なども、カップの中に折り畳み式のフォークとか、伸縮する箸などをあらかじめ
封入して販売されるケースが現れるかもしれない。
(東南アジアでカップ麺は、そうした方式で販売されているケースが実際にある)
一方で、紙製のストローだけでなく、間伐材や竹で作ったスプーンやフォーク、木ヘラ(アイスクリーム用)などが、
使い捨てプラの代替として大いに注目されることになるかもしれない。
いや、むしろそうした動きが、今後より加速することが予想される。
持続可能な社会を目指すために、「プラR推進法案」が成立し、国内の荒れた森林や竹林を整備することに一役担う事になればとも思う。

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