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商品紹介

【結露表面にも貼れるラベル基材】減プラ素材で環境負担も低減

某自動認識システムの開発・製造・販売メーカーは、チルド環境下で、表面に霜が付着していても、高い粘着性を発揮するラベル基材「アクアサーマル 結露糊H(以下、アクアサーマル)」をこのほど発売した。主に食品への使用を想定しており、食品加工業者のラベル貼付け業務の作業効率化に貢献するものとして話題になっている。

現在、食品ロス削減の手段の一つとして、冷凍が注目されている。冷凍技術の発達によって、解凍後も冷凍前の品質を保つことが可能になってきており、需要に合わせて適切な量の冷凍した食品を冷蔵保存に切り替えることによって、流通する食品の量を調節し、賞味期限切れなどによる食品の廃棄が減らせると考えられている。しかし、冷凍保存から冷蔵保存に切り替える際のラベルの貼り付け工程では、表面に結露する現象が発生。粘着性を充分に発揮させるためには、表面の水分をふき取って貼り付ける必要があり、そのことが現場の作業負担となっていた。

新製品のアクアサーマルは、チルド環境下で、ある程度霜がついた状態の粗面でも、充分な粘着性を発揮するため、結露をふき取る作業工程を省略することが可能。また、高い粘着性により、貼り付け後のラベル脱落による異物混入も抑制する。
さらに、素材に耐水性のある紙ベースの基材を使用しているため、環境負担低減に貢献する。
これまで水濡れするラベルには、フィルム基材を使うことが主流となっていたが、今回、濡れても破れにくい耐水紙を使用することによって減プラを実現させた。さらに、国内の食品衛生法と米国のFDA規格に準拠したラベル基材となっている。
対応する同社のプリンターは、「FLEQV(フレキューブ)FX3ーLX」、「SCeaTa(シータ)CT4ーLX」、「スキャントロニクス CL4NXーJ Plus」および「同CL6NXーJ Plus」。

 

2021年1月3日包装タイムス引用