某軟包装メーカーは、使用済み再生原料を45％使用した3層構造のストレッチフィルム「asunowa再生ストレッチ」を発売した。
環境負荷低減を目指すプロジェクトのラインナップがさらに充実する。

同製品は、工場や倉庫などで使用したストレッチフィルムを回収し、ごみや付着物を取り除いて再生されたペレット原料を中間層に使用したもの。
厚さは15㍃㍍で手巻用・機械用の2種類を販売。廃棄する企業から再利用の相談を受けて開発が始まった。

委託先企業が工場・倉庫等の使用済みストレッチフィルムの回収から再資源化を、軟包装メーカーが製品の製造を担っている。
こうした再生原料の場合、色味や質感にバラつきが出る場合もあるが、排出者へは分別の協力を要請しており、極力バラつきを抑えている。
また、プラスチック製品製造・排出を行った企業の責任が増大する中で、「リサイクル品＝環境商品」ということで色味や質感に違いが現れることを理解してもらえる企業の使用を想定する。
「持続可能な世界のために、人と地球にやさしいものづくりを実現するために」を掲げるasunowaプロジェクトでは初めてのストレッチフィルムの展開となった。
「お客さまからの要望があれば、厚みなどラインナップを拡大させていきたい」としている。

2021年10月11日包装タイムス引用