BUNKA PROJECT

CSR

営業の仕事を通じ、戦略構築のフェーズをマーケティングで経験

今回経験してみて、どういう所に仕事の「難しさ」を感じましたか?

これまでの大学生活では、アルバイトや長期インターンと言った既に仕組みのある環境で働いてきましたが、
今回の井澤徳での経験は、自分の行動の戦略を自分で立てて、それを短期間で実行していく、一部経営者の視点が求められるところが難しかったです。
そこで私は、まず社長との対話で会社の理念を知り、会社の歴史を知り、事業を知ることで、今この会社に何が必要か考えました。
得られた情報をもとに立てた初めの戦略は、「単発的で、現実性がない」と社長に跳ね返されるようなものだったのですが、その際自分だけではない周りの社員さんの仕事にも目を向けることで、実行に移せるレベルの現実性のある計画を立てることができました。
これまで、目の前の一つの打ち手に対しての計画を自分では戦略と呼んでいたのですが、それは会社の戦略と呼べるレベルのものではなく、
戦略とはより大きく会社や事業に影響する全体的な物事を細部まで捉えたことなのだと今では感じています。

課題に対してどのように向き合いましたか?

初めに井澤徳の会社における課題として浮かび上がったのは、営業部門の獲得したリード顧客(見込み客)のデータが整理されておらず、各取引先に適切な訪問機会が設けられていない、というところでした。
ここから既存顧客のデータを整理し、取引先ごとへの適切な営業の方法を見出そうとしましたが、そもそも自分自身よく商品のことを理解していませんでした。
そこで、営業から始まり、顧客データへの登録、マーケティング戦略の構築、そして販路の拡大へとつながる大まかな戦略を準備し、その起点となる新規の電話営業の部分を自分で経験してみました。
結果は、今後取引につなげられる見込み顧客をリードとして蓄えることができ、
営業の仕事を通じて顧客との接点を設け、得られた顧客情報をもとに追客につなげていく戦略構築のフェーズをマーケティングで経験できたことは良かったです。

井澤徳の仕事のどこに「面白み」を感じますか?

この会社の強みは社員一人一人が成果に対して責任を持ち行動していることです。
社員は決して多くないので、重複した業務を行うことは少なく、インターン生に対しても自分で自分の居場所をつくることが求められます。
しかし、それは違う言い方をすれば、自分が課題だと感じる部分に関して、自分で目標を立てそれに応じて行動を選べるということなので、ただ作業をさせられるアルバイトや営業単体のインターンよりも裁量は大きいです。
その間にどのような目標を立てるかは自分次第ですが、ただ営業をやらされる、ただパソコンで顧客情報を眺めるのではなく、営業をやったうえで顧客となる相手を理解し、その上でさらに戦略を考えていくと一層得られるものは大きくなると思います。
地道な経験をしながら、時には視座を高くし戦略の頭も使う場面があったのは面白かったです。