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生分解樹脂が小袋で採用

(画像は公式サイトより引用)

三菱ケミカルグループの、植物由来の生分解性樹脂「Bi oPBS」がフロイント産業の食品品質保持剤「アンチモールド・マイルドEF」の小袋の内面であるシーラント層に採用された。

Bi oPBSは、三菱ケミカルグループの植物由来の生分解性樹脂で、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解される。一方のアンチモールド・マイルドは粉末化したエタノールを小袋に充填した製品だ。菓子やパンなどと包装することで、蒸散するエタノールガスの作用で食品に付着している微生物の繁殖を抑制し、カビなどの発生を防ぐ。

このほどの採用製品では、小袋の内面にはBi oPBSを、外面には紙を使用している。小袋全体が生分解性素材で構成されているとともに、80%以上のバイオマス度を実現している。

同社グループの発表では、Bi oPBSとして初めて、食品品質保持剤に採用。同製品はフロイント産業から販売されている。

 

(包装タイムス 2023年11月20日より引用)

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