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特集記事

次世代バイオマスフィルムを展開

(画像は公式サイトより引用)

フタムラ化学は次世代バイオマスフィルム「NatureFlex(ネイチャーフレックス)」としてブランド化している包装素材を展開している。環境への責任をより考慮した包装に対しますます高まる消費者からの需要に、環境的に対応する包装素材の選択肢となります。「あしたをつくるやさしい素材」をコンセプトに掲げ、生鮮食品やタックラベル、ティーバッグ包装、コーヒー袋といった商品群をラインアップした。
同フィルムは、木材パルプを主原料とするセルロース素材から作られている。静電気の発生をなくしフィルムの機能性を高めるため、各面にヒートシール性のある樹脂を使用。水蒸気透過性が高いため、内容物が生鮮食品の場合でも結露は見られない。機械適正や印刷適正があり、鮮度保持性も良好だ。
コンポストで堆肥化もでき、製品グレードのほとんどで家庭での堆肥化可能な素材に認証される「OK Compost Home認証」を取得している。原材料、製造プロセス、包装性能、エンドオブライフの設計の4要素は、NatureFlexが技術面でも環境面でも成果を発揮することを確実にするため、このフィルム開発での重要な要素だ。

今後は、製造過程で出た端材など通常であれば破棄してしまうものにも目を向け、新しいフィルム素材として着目していくという。

 

サーキュラーエコノミーとは?
サーキュラーエコノミー(Circular Economy)とは、日本語訳で「循環型経済」。これまで経済活動のなかで廃棄されていた製品や原材料などを「資源」と考え、リサイクル・再利用などで活用し、資源を循環させる、新しい経済システムです。

世界的な人口増加と経済成長を背景に、大量生産と大量消費が繰り返されるなかで、処理しきれなくなった大量の廃棄物が自然環境を汚染し、生態系にも甚大な被害を与えています。また、資源や自然エネルギーにも限りがあるなかで、地球環境を守りながら経済を持続していくためには、循環型の経済システムに変えていく必要があるのです。

包装タイムズ2023年2月20日引用

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