シュリンク包装廃止を発表
(画像は公式サイトより引用)
ファーストコレクションは、除菌・消臭用アルコール製剤などを扱うブランド「ジェームズマーティン」で、プラスチック削減の取り組みとして商品の個別シュリンク包装を2023年2月より順次廃止すると発表した。新たに紙製シール「ミラーコートタックウォッシュピール」を素材とした未開封シールを採用したことで、年間約131kgのプラスチック量を削減できるという。
ミラーコートタックウォッシュピールを採用した理由について担当の石原大輔氏は「プラスチック削減のため未開封シールもプラスチックでなく紙製を採用した。紙製でありながら粘着強度が高く、水で分解溶解する粘着剤を使用しており、剥がし跡が残りにくい」と話した。
また、詰替え用商品に同送されている「注ぎ口」をプラスチック削減の取り組みとして廃止するとし、今後は「注ぎ口」を別売りで販売するとした。
また、新商品の「ジェームズマーティンフレッシュサニタイザー詰替え用4.8Lバッグインボックス」を従来の詰め替え用商品に使用していたプラスチック素材をFSC認証紙とリサイクルされた段ボール素材の箱に変更し、環境に配慮した。これにより、プラスチック量を約45%削減したことに加え、積載効率が向上したことで輸送時のCo2を削減。商品の背面に障がい者アーティストのデサインを印刷し、売上の一部をアーティストと所有団体に寄付している。
同社は今後、廃棄物削減、プラスチック量削減など環境を守る活動や地域創生事業の創出、商品販売を通じた障がい者支援などサステナブルな社会の実現に向けた取り組みを行うとした。
包装タイムス2023年1月23日引用