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独自性付与の「コップ」 パッド印刷で高付加価値提案

赤松化成工業は高付加価値製品の提案が評価を高めている。規格品として出荷する透明カップ容器「コップ」シリーズが好評だ。パッド印刷機の設置稼働により”ワンポイント”要望に、小ロット対応と独自性を生かした製品提供が広く支持されている。
同社は、容器成形から軟包材の加工まで社内でトータルに加工が行えることを強みに、容器製品の高機能化要求に対応している。
同社が提案する「コップ」シリーズは、バイオマスPET使用の透明カップ「バイオペットコップ」など、豊富な製品バリエーションと規格サイズをそろえて出荷量を増加させている。
評価を高めているのが印刷を付与したオリジナル製品の提案だ。社内に曲面印刷機を設置しロットの大きな加飾要求に難なく対応。加えて、パッド印刷機を導入し安価で独自性の高い印刷が最小ロット1000個から提供できる体制を整備。取引先から「別注のようなオリジナリティが表現できる」「シールラベルの貼付作業も不要」「在庫負担が減少した」など評価の声も多く寄せられている。同社では、需要の裾野を広げながら今後、拡販に力を注ぐ考えだ。

包装タイムス2022年8月29日引用