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再生率は70%超に上昇 2021年度実績を発表

(画像は公式サイトより引用)

ガラスびん3R促進協議会(山村幸治会長)は、2021年度のリサイクル率やリデュース率を発表。昨年度のガラスびんのリサイクル率は71・7%と前年度比で2・3㌽上昇し、目標の70%以上を達成した。ガラスびんの水平リサイクルを指すびんtoびん率は、コロナ禍による生産量減の影響により79・4%と前年度比で1・4㌽低下している。
生産実績は、前年度比で4%増となる100万㌧、出荷実績は前年度比0・7%増の98万2千㌧。どちらも前年度比で増加しているが、比較対象の20年度が新型コロナウイルスの影響で大きく数字を落としているためで、ガラスびんの生産量、出荷量は年々低減傾向にあると言える。
カレット使用率は76・1%と、資源有効利用促進法で定められた目標の76%を達成。リデュース率は、1本あたりの単純平均重量が172・5㌘。加重平均単位重量はマイナス1・9%と、目標のマイナス1・5%を達成した。
なお同会は7月、日本ガラスびん協会(山村幸治会長)と合同で22年度の事業計画と21年度の活動実績を発表する記者会見を行った。
日本ガラスびん協会は今年のガラスびん品種別出荷動向について紹介。それぞれ前年比が清酒中・小びん6・6%増、焼酎びん5・7%増、ビールびん70・5%増となった。他洋雑酒びんでは、割材使用のサワー系飲料の家庭内消費により好調を維持、5・1%増で推移。特にアルコール向けで、びん入り飲料が復調しつつある。
会見の後半は京都大学大学院地球環境学堂の浅利美鈴准教授が「SDGs社会で考えるガラスびんの未来」と題した公演を行い、家庭ごみの調査や京都大学の取り組みについて紹介した。

包装タイムス2022年9月12日引用

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