
リサイクルマークを自主認定
(画像は公式サイトより引用)
日本ガラスびん協会は、「(自主認定)ガラスびんリサイクルマーク」の運用を開始することを発表した。ガラスびんがリサイクル可能であるという知名度の向上と循環型社会に貢献の可能性を広めることを目的に、「ソーダ石灰ガラス」の国内で製造・販売を目的とした製品や「ワンウェイびん」「リターナルびん」を対象にガラスびん利用事業者を中心に表記呼び掛けている。
ガラスびんの需要は、1990年の240万tの出荷をピークに、現在は90万t弱まって縮小している。2022年に実施した「ガラスびん利用に対する消費者意識調査では、回収されたガラスびんのリサイクル認知度が47.8%にとどまった。昨年5月には「再資源化事業等高度化法」が公布され、さらなる資源循環の催促が求められている。
現在、資源有効利用催促法ではプラスチック、紙、PETボトル、スチール缶、アルミ缶の5種に対し表示義務があり、紙パックと段ボールはそれぞれ自主認定マークとしが存在している。また、認識表示マークがあることで、消費者がリサイクルの判断基準としていることから、同協会は「ガラスびんリサイクルマーク」を制定した。
同マークは、中央に「びん」の文字を配し、びんがリサイクルされる様子を表すシンボルマークを基準に、ワンウェイびんには「ガラスびん」、リターナブルびんには「リターナルブル」の文字をシンボルマークの下に配するマークを利用するように呼び掛けている。
(包装タイムス2025年4月21日より引用)