100%再生PETを使用 伝統的なボトル形状を再現
(画像は公式サイトより引用)
コカ・コーラ東京研究開発センターの「コカ・コーラ 新ラベルレスボトル」が「2022日本パッケージングコンテスト」の包装技術賞であるパッケージデザイン賞を受賞した。ラベルを巻く必要がない特徴を生かし、伝統的な胴部がくびれた形状のコンツアーボトルを再現した。ロゴをダイナミックに配置してデボス加工をあしらうことでブランドを訴求。100%リサイクルPET素材の使用と、ボトルの軽量化を達成しサステナビリティ要素を取り入れた新しいボトルを開発した。
同商品は、リサイクルPET素材を100%使用することで1本当たり約60%CO2排出量を削減し、従来の同サイズ350ミリリットルのラベルレスPETボトルと比較して2グラムの軽量化を実現。また、ロゴをデボス加工した上にマット帳のテクスチャを付与することでブランドロゴの視認性を向上させ、同時にプラスチックの使用量も削減した。
日本コカ・コーラと全国5社のボトラー社で構成されるコカ・コーラシステムは、2025年までにすべてのPETボトル製品にサステナブル素材を使用し、30年までに全てPETボトルを100%サステナブル素材へ切り替えることを目指している。21年には国内の清涼飲料事業におけるPETボトル容器のサステナブル素材使用率40%を達成。22年2月には、国内で販売している90%以上のPETボトル製品にサステナブル素材を使用しているという。
これらの取り組みを通じて、コカ・コーラシステム全体で温室効果ガス年間約2万6千トンと、石油由来プラ約2万9千トンの削減を実現できる見込みだとしている。
包装タイムス2022年12月12日引用