
高遮光性で中身の透け解消
(画像は公式サイトより引用)
TOPPANは、トレーディングカード向けに遮光性のある紙製ピロー包材を開発した。高い遮光性を有し、紙製パッケージの課題であった中身の透けを解消する。
同製品は、ヒートシール性を有するコート層と紙素材のみの独自素材構成で、プラスチック使用量ゼロを実現。また、紙重量比51%以上のため、国内においてパッケージに「紙マーク」を付与可能。これにより、企業の資源循環への取り組みを可視化し、訴求することができる。
そして紙素材にアルミ蒸着を施したことで、98%以上の高い遮光性を実現。紙素材の弱点である中身の透けを遮断し、開封前に中身の判別ができないようになり、レアカードのサーチ行為を防止できる。またアルミ蒸着層の上に直接印刷を施す構造で、メタリックな質感を表現。従来のプラスチック包材と同等のデザイン再現や鮮やか発色を可能にしているのも特徴だ。
独自開発の専用製袋機では、紙製ピロー包材のシワを抑制しつつ、高速な折り込みを実現するため、折り込み部の治具の開発や送り出しローラーの改良を実施。同製袋機の導入で、紙製素材の弱点であるシワの発生を低減し、高品質なパッケージの安定供給体制を構築した。
国内におけるトレーディングカード市場は、2024年度に3千億円を突破した。一方で、世界的な環境意識の高まりから、脱プラスチックへの要求などが活発化。これに伴い、グローバルに展開するトレーディングカードメーカー各社からも環境配慮設計が強く求められている。
同社は、同製品について、26年秋の量産開始時点で年間3千万パックの供給体制を構築し、30年までに関連受注を含め10億円の売上を目指す。また同製品の提供を通じて、国内外のトレーディングカードメーカーおよび関連企業の環境配慮やグローバル化の支援に貢献していく考え。
(包装タイムス2026年6月22日より引用)