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米の包材の素材と厚み変更

(画像は公式サイトより引用)

生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は、共同購入で取り扱う米の包材の一部を順次変更し、脱プラスチックを推進していくことを明らかにした。

現行品の米の包材は厚み80㎛なので、現行品に比べ10㎛薄くなる。また、現行品の包材では厚みを薄くすると柔らかくなり破損するなどの懸念があるため、現行品より少し硬い「e-PE」を新たに採用した。そのため、厚みを薄くしても強度を維持することができた。

2023年度の受注実績に基づいて算出すると、プラ削減率は12.5%となり、年間で約2tのプラスチック削減になる。

また、今回採用した素材「e-PE」は、同連合会が独自に使用不可と定める酸化防止剤などの添加剤が使用されていないことを、包材メーカーと確認済み。プラスチック使用量を減らすだけでなく、素材自体の安全性にも配慮した。

今回の包材を変更したのは「庄内遊YOU米」「那須山麓米」「上伊那アルプス米」「みちのく加美米ささゆた香」の共同開発米などが対象で、提携生産者の一部工場での製造品のみだが、今後も実証試験を行いながら切り替えを進め、環境負荷を減らし、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っていく。

 

(包装タイムス2024年7月29日より引用)