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箱でユニークな体験を

(画像は公式サイトより引用)

貼り箱製造がメインの紙器メーカー、マツバラが箱の魅力を伝える活動をスタートした。第一弾の取り組みでは、フリーマーケット「PASS THE BATON MARKET vol.3」(パスザバトンマーケット)への参加を通じ、箱を起点にユニークな体験を与えるサービスを企画。「機能性やコストのみにとらわれることなく、箱を通じてコミュニケーションを作り、人の心を動かしていければ」(同社松原大輔代表取締役社長)と力を込める。

パスザバトンマーケットは、食品加工や飲食店経営を手掛けるスマイルズが運営するフリーマーケットだ。同イベントでマツバラは、愛媛県松山市のたこ焼き店「たこ家」とコラボレーション企画で参加した。たこ焼きを食べる前と後でパッケージデザインが変化するキャッチーな3種の箱を利用した制作したほか、売り方も含め、印象に残るたこ焼き店「たこ焼きマッソー」の全プロデュースを手掛けた。

「たこ焼きを購入した際、3種の中から自由に箱を選べるサービスを考えた。パッケージの見た目のインパクトから驚きや意外性を感じてもらい、さらにたこ焼きがおいしかったという体験にプラスして楽しむ要素を提案した」(松原社長)と述べる。

イベント当日は、用意した全ての800個以上の全ての箱が完売。「記念に箱の写真を撮影する方や持ち帰ってくださる方も多く、たこ焼きを食べるだけで終わらない体験を提供することに成功した。箱を作るだけではない、『面白い箱屋さん』に価値見いだした」(松原社長)と話す。

 

(包装タイムス 2023年11月6日より引用)

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