折り畳みできるカップ
(画像は公式サイトより引用)
吉村化成
折り畳みできるカップ
容器体積70%以上の減容が可能
吉村化成はこのほど、使用後の廃棄時の容器体積を70%以上減容できる機能性容器「RidU(リデュー)」を開発し本格的な営業提案を開始した。
底面中心部を内部に押し込めば、”メカニカル”に畳める特殊構造が特徴。
レトルト殺菌、ガス置換を行え、紙スリーブの使用でプラ使用量の削減、断熱効果も期待できる。
スープ容器など、幅広い分野での受注獲得へ製品提案をする考え。
同社はこれまで、高い成形加工技術と実績をもとに顧客満足を追求し、独自性に富んだ高品質製品を提案している。
CPET深絞り成形容器、耐熱透明PET容器、PLA(ポリ乳酸)耐熱容器など数多くの独自製品を提供。
とりわけCPET容器は優れた耐熱性、保香機能、酸素バリア性などの特性が評価され、全国的に認知される大手食品メーカーなどで広く採用を得ている。
新開発の「RidU」は、ごみとして廃棄する際に容器を少しでも少なくしたいとの営業現場で出た要望に応え製品化したもの。
最大の特徴は折り畳みの簡便さ。
容器本体の底面の中心を軽い力で押せば、メカニカルに畳めるように構造設計されており、畳んだ部分が戻ることはない。
トップシールや、レトルト殺菌、ガス置換包装にも対応できる。
環境配慮型素材の使用も可能で、ガスバリア性が必要な場合も、これまで培った技術力を駆使し、あらゆる要望に難なく対応する。
また、紙スリーブ使用に対応できるよう本体下部に工夫を持たせている。
薄肉化で容器本体のプラスチック使用量を削減し、断熱などの効果も簡単、飛躍的に向上。
従来製品に比べスリーブの取り外しもスムーズ。
用途は、スープ、ゼリーなどの液体部分を中心に幅広く提案拡大に努めていく考えだ。
2022年6月13日包装タイムズ引用