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容器リユースの実証実験

(画像は公式サイトより引用)

自社の化粧品、雑貨ブランド「SHIRO」を手掛けるシロは、8月8日から10月31日まで全国の直営店舗で、使用済みガラス容器の回収を行う「SHIRO リユースプロジェクト」を開始している。

同プロジェクトは、使用済みガラス容器を回収、洗びんし、繰り返し使い続けるためのスキームを構築する実証試験で、リサイクルすることで新たなエネルギーの使用やCo2を出さず、可能な限り地球に負担をかけない社会にすることを目的としている。

同実験では、一部の店舗を除く全国のSHIRO直営店で使用済みガラス容器1万本の回収を目指し、ガラス容器の実験後にはプラスチック容器も“リユース”することを目指すとしている。

今年でブランド誕生15年となる同社は、全ての資源価値を見直し、本格的な循環のために廃棄物ゼロを目指す「SHIRO 15年目の宣言」を表明した。この宣言に伴い、不用品の回収や選別、再流通を行う循環商品のECOMMIT(エコミット)と協業している。同社は、資源循環サービス「PASSTO(パスト)」を展開しており、8月に業界の垣根を超え一社では実現できない社会の変化を起こすムーブメントをつくる取り組みとして「REUSE SHIFT(リユースシフト)」を始動した。このプロジェクトにシロが参画し、使用済み容器と合わせ、衣類3万着の回収を目指し相乗効果を図る。

シロは今後、実証試験の期間中に回収したガラス容器を再利用するリユース製品や、リユースする衣類などを販売するPOP UP STOREを年内に開催する予定だ。

 

(包装タイムス2024年9月30日より引用)

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