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売場に最適化した紙容器

(画像は公式サイトより引用)

クラウン・パッケージは、昨年のTOKYO PACK2022で発表した紙パッケージをさまざまな消費財市場に向け提案している。2月に幕張メッセで開催されたスーパーマーッケト・トレードショー(以下SMTS)では、さまざまな売り場に最適化したシェルフレディーパッケージング(SRP)や「脱プラ・減プラ」をテーマとした紙容器を紹介する。

SMTSでは「新しいライフスタイルに合った紙製パッケージ」をテーマに掲げ、SRP「バリットボックス」をスーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターの3つの業態に合わせて提案する。慣れ親しんだ日用品の購入に利用されることが多いスーパーマーケットでは、品出しの作業効率化を最優先テーマとし、店舗の人手不足を支援する。数多くの新商品が店頭に並ぶドラッグストアでは、商品情報の説明に力点を置く。大型店舗が多く取り扱い商品が多岐にわたるホームセンターでは、商品の販促機能をアピールする。

「新しい紙製パッケージ」では、ブリスターパックやクリアケースの代替品として開発した「クロスでパック」が注目される。去年のTOKYO PACKでギフト向けの提案を開始し、食品や飲料分野を中心に採用されている。瓶入りの酒類など箱に入れられていなかった商品に採用することで、土産品やギフトとしての活用が広がり、単価アップや売り場の演出に寄与する事例が出ているという。同社では「化粧箱に入れるほどの過剰感がない『ちょうどいい』感じが受け入れられている」としている。「ウエキュッとパック」と「ペコッとパック」というバリエーションもTOKYO PACKで発表し、1月に東京ビッグサイトで開催された化粧品開発展で提案し、手応えをつかんだという。

 

包装タイムス2023年2月13日引用