
万博の堆肥化実験に参加
(画像は公式サイトより引用)
シンギは、2025年大阪・関西万博で実施されている食品容器・カトラリーの堆肥化実験に参加している。会場内で発生する使用済みの容器類を、食品廃棄物と一緒に堆肥化して再利用することを目指す。
万博では食品提供にあたり、リユース食器の使用を基本とする方針がある一方で、使用・回収が難しいエリアでは、使い捨て食器の使用もやむ得ないとされている。その代替手段として、生分解性プラスチック製の容器を導入し、食品廃棄物と一体で堆肥化することで、資源循環の実現を図る。
同社が提供するのは生分解プラスチックのPLA(ポリ乳酸)を使用した飲料用カップだ。会場内フードラックエリアでの飲料商品の提供時に使用されている。
実験でしようされる容器は、食品廃棄物の堆肥化を行う再生利用事業者において、通常の処理期間内で分解可能かどうかを事前実験で確認されたもの。併せて堆肥の品質への影響も検証され、受け入れ可能であることが認められた。今回の使用済み容器の堆肥化実験を通じ、持続可能な社会の実現に向けた素材利用と資源循環の新たなモデルが模索される。
(包装タイムス2025年7月14日より引用)