
簡易ベッド被災地でも
(画像は公式サイトより引用)
段ボール箱や段ボール素材でオリジナル製品を手掛けるエスパックは段ボール製簡易ベッド「QUICK BASE」や新生児用段ボールベッド「同BABY」などで県内外から引き合いが増えている。
簡易ベッドQUICK BASEは、大人でもゆったりと寝られる長さ1960㎜×幅980㎜×高さ368㎜の大きさで、市販のベッドが使用できる。ネジなどの金具はもちろん、糊や粘着テープも一切使用することなく組み立てれるオール段ボール製のベッドだ。耐荷重は約700㎏なので、70㎏の重さの大人が7人乗っても耐えられるというもの。
高さが床から約370㎜離れているため、埃を吸い込むことがなく、床で眠るより楽に起き上がれるのも、使用者からの評価になっている。
組み立て時間も約5分。
使用後に処分する必要がなく、そのままリサイクル資源として回収してもらうことができるのも段ボールならではの特長だ。
2024年の石川県で起きた能登半島地震の被災地でも、300個が被災者のベッドとして使われた。
QUICK BASEシリーズの新生児用(クイックベースベビー)は出産祝いの送り物として全国から引き合いがあるという。ベビーベッドは長期間使われることがなく、例えば帰省先で出産しても使用期間は約3ヵ月。簡易ベッドでありながら丈夫で、軽く、使用後はリサイクル資源にもなる。価格は送料込みで5,500円。こうした使い勝手の良さが評価され、ふるさと納税の返礼品になっているという。
(包装タイムス2025年9月18日より引用)