プロのバレエダンサーへ人生をかけた挑戦
Reiさん
4歳よりバレエを始め
2008年YAGPにてヒューストンバレエアカデミーのスカラシップを得てアメリカへ留学。
その後、ケガをしてバレエから離れていましたが、2013年に再開。
間もなく、2014年コンクールに5位入賞。
2016年NBA全国バレエコンクールにて4位、とブランクがありながらも成績を残していきます。
2019年1月プロになるためのオーディションを受けるため、ヨーロッパ中を中心とした海外へ挑戦。
プロになる決意
ケガで一度バレエから離れていましたが、復帰後ブランクがあるにも関わらずコンクールに入賞をするなど才能を発揮。
その後プロの夢を諦めきれず、バレエの世界では年齢的にも今が最後のチャンスだと思い、海外にオーディションを受けに行く決心をしました。
日本ではバレエダンサーとして食べて行くことができる環境ではないのです。
実は、以前アメリカでプロのオーディションに合格したのですが、ビザが取れず断念せざるを得なかった過去があったので、リベンジの挑戦でもあります。
やりつくした1か月
日本からヨーロッパ中のカンパニーにメール(履歴書・写真・動画)を80通程送り、そこからオーディションに来てもいいと返事が来ていた3か国に当初行く予定でした。
しかし、そこにプラスで後から返事が来たカンパニーや、友人にディレクターを紹介してもらうなど、やれるだけのことはやり切り可能性を広げていきました。
結果、香港、スロベニア2つ、スペイン、ルーマニア、ポーランド2つ計7つのオーディションを受けることができ、
当初の予定の倍以上増やすことが出来ました。
ここまで来たならやるしかいないと思い、オーディションに挑む覚悟は半端なものではありません。
落ちた時のモチベーションの保ち方や、気持ちの切り替えは、気落ちした負けと先生から言われていたので、そこは気を保っていたそうです。
実力と運がないと難しい世界で、なかなか受からないことが前提なので、気持ちで負けては合格出来ません。
逆に、各国のバレエカンパニーでレッスンが出来ることを楽しんでいたそうです。
ようやく掴んだ夢
最後に受けたポーランドの2つのカンパニーから合格の連絡が来ました。
諦めずにやれるだけのことはやって、実行した結果です。
2つ合格をもらったうちの1つに行くことに決めたReiさん。5月からポーランドに渡り、プロとして舞台に立ちます。
しかし、今のカンパニーで経験を積んで、今後大きいカンパニーやアメリカに挑戦したいと考えている彼女の今後に期待です。