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ひねれば簡単に開封「イージーツイスター」

(画像は公式サイトより引用)

福島印刷工業は、シュリンクラベルと台紙で構成された包装材で、ミシン目加工を施し、ひねれば簡単に開封できる「イージーツイスター」を開発し、このほど正式にリリースした。

イージーツイスターは、アイライナーやマスカラなどのメイクアップ用品のような細長い棒状の・円柱状のものを包装することを想定して開発した。従来のプリスター包装では開封が厄介で、台紙付きシュリンク包装だとフィルムと商品が密着して剥がしにくいという問題があった。新開発のイージーツイスターは、包装材の横方向にミシン目があるので、ひねるだけで簡単に開封することができる。

関係先からは、ユニバーサルデザイン(UD)でもあるとの評価をえている。

開発品の大きな特長として、一般的ブリスター包装と台紙がほぼ同形状のものと比べると、包装に使われるプラスチック使用量を約8割減(同社調べ)でき、開封後も台紙とフィルムとに分別排出できること。また訴求力を上げるため、中身の商品は見えるので陳列棚用の吊下げフックを台紙とラベル(フィルム)に付与することも可能だ。さらに商品が円柱状だと、ブリスター包装では、商品の正面が台紙側に回転してしまうが、開発品はシュリンクラベルで商品を正面側にして固定することができる。

コスト面でも、ブリスター包装は金型が必要だが、開発品は金型が不要で、初期費用を抑えることができる。また同社はデジタル印刷機を設備しており、小ロット・多品種にも対応できる。

用途として、同社ではメイクアップ用品のほか筆記用具や細いボトル形状のものにも提案していく。

なお、開発品は特許として出願しており、新たな開封方法の開発も同社では検討している。

 

(包装タイムス2024年3月25日より引用)