
缶容器の軽量化を実施
(画像は公式サイトより引用)
マンダムは、人気メンズコスメブランド「ギャッツビー」のヘアスタイリング剤7品において、アルミ使用量を削減した軽量缶容器を採用した。2025年4月出荷分より順次切り替えを開始している。
同社によると、今回の取り組みにより対象商品全体で年間約25tのアルミ使用量を削減するという。温室効果ガスについても、二酸化炭素換算で年間約335tの削減に効果を見込む(どちらも23年度の出荷実績をもとに算出)。
アルミ缶容器には、ガス充填による内圧耐性の確保や輸送・使用時の凹み防止のための強度が必要とされる。今回の軽量化においても、従来品と同等の基準を満たす性能・強度を確保した。対象商品の年間出荷数量は宅600万本に上り、高いアルミ使用量削減に効果が期待できる。
今回、容器変更の対象となったヘアスプレーとヘアフォーム計7品の中には、発売から35年以上経過したロングセラー商品も含まれており、ギャッツビーは男性用ヘアスプレー市場および男性用ヘアフォーム市場において最大のブランドシェアを誇っている。
同社はこれまでも、ヘアスプレー製品の肩カバー削除によるプラスチック削減など、環境配慮に取り組んできた。今後もサステナビリティ戦略に基づき、環境・社会課題の解決に向けて、ESG(環境・社会・ガバナンス)の三つの視点から取り組みを続け企業価値の最大化を目指していく。
(包装タイムス2025年4月21日より引用)