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環境配慮意識を訴求~エンボスでバイオマス認証~

(画像は公式サイトより引用)

中川製袋加工が提案するグリーン(バイオ)ポリエチレンを原料に配合するLLDPE規格袋「バイオじゃけん10」の引き合いが活発だ。印刷インキを使わず、エンボス柄でバイオマス認証を表示するという特徴的な形状に評価が高い。認証ロゴだけでなく企業名や製品のロゴマークをエンボス柄で刻印できないかといった要望も出ており、印刷とは違った風合いに評価を得られているようだ。

タイヨー(=太陽)マークで知られるPE袋商品を全国に提供する同社。環境配慮の企業姿勢で開発品を数多く手掛けマーケットに投入し、企業の姿勢を印象付けている。

「バイオマスじゃけん10」は、Co2排出量削減や石油資源の節となる植物(サトウキビの残渣)を原料とする「グリーン(バイオ)ポリエチレン」を配合。環境負荷低減効果があり、植物由来10%以上の原料を含むことから、バイオマスマーク認証を受けている。

特に、バイオマス認証の表示は印刷インキを使用せず、独自考案のエンボス柄を使う。認証マークや表示に必要だった印刷インキではなく、エンボス柄で刻印しバイオマス原料使用製品として提案できるのが特徴的だ。(実用新案取得)。印刷インキを使っていないのでリサイクルも容易に行えることの好評だ。

LLDPE袋などに企業ロゴなどがエンボス柄で刻印できないかといった要望も多く同社に寄せられており、「リサイクルしやすく環境負荷も低減できる」といった特性を周知しながら出荷実績に結び付くように今後、営業提案に努めていく考え。今後の営業展開が期待されるところ。

同社では、グリーン(バイオ)ポリエチレンを原料とするHDPE素材のレジ袋「バイオじゃろ25」もエンボス柄を使って提供し実績を伸ばしている。

 

 

(包装タイムス 2023年11月6日より引用)