
溶剤型グラビアインキの展開開始
(画像は公式サイトより引用)
DICは、溶剤使用量を大幅に削減する省溶剤型グラビア印刷向けインキ「ECOVART(エコバート)」の日本および中国、東南アジアの国々を中心としたグローバルでの展開を開始する。
パッケージ印刷で広く使用されるグラビアインキは、印刷時に溶剤で希釈し、粘度調整することが一般的である。そのため溶剤の調達状況や価格変動は、印刷工程に直接的な影響を及ぼす。また、環境規制の強化や企業のサステナビリティ目標への対応を背景に、VOC排出量の削減も重要な課題となっている。
DICでは、これらの課題に対し、「印刷時に使用する溶剤そのものを減らす」という発想のもと、独自開発の樹脂を活用したエコバートを開発した。同製品は、パッケージ・印刷業界におけるナフサ由来溶剤使用量の削減に加え、溶剤調達リスクの低減にも貢献する。印刷工程における溶剤希釈や粘度調整作業の負荷軽減による生産性向上が期待されるほか、VOC(揮発性有機化合物)排出量の低減にも寄与する。
2022年には成長著しいインドで販売を開始して以来、販売数量を着実に拡大している。今後はインド市場で培った実績とノウハウを基盤に日本への展開を開始し、溶剤規制の厳しい中国や高い市場成長が見込まれる東南アジアの国々を中心としたグローバルでの事業拡大を加速していく。
(包装タイムス2026年10月19日より引用)