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機能面と環境対応を両立したポリ袋

(画像は公式サイトより引用)

オルディが発売した「破れにくい手提げ袋」が好評だ。機能面と環境対応を両立。こうした製品展開でポリ袋の有用性を改めて訴求している。

同製品は、環境プロジェクト「asunowa」シリーズにおける「技術革新」のラインアップとして加わった。同社の技術「えくぼシール」に着想を得て、福助工業と共同開発した底シール部形状「U字シール」(特許取得済)は、薄肉でありながらもPETボトル飲料など重みのある荷物を入れても穴が開きにくい設計で、安全に商品を持ち帰るだけでなく、液漏れしにくいごみ袋として再利用しやすくなった。

元々国内においてレジ袋は、商品の持ち帰りに使用した後はゴミ袋などとして再利用される文化が根付き生活必需品とされてきた、一方で、有料化施策に代表されるように、近年になって使うことが“悪”とされる風潮もあり、そのイメージを払拭すべく、環境と機能に配慮して開発を進めたという。

同社は、環境配慮といった社会のニーズに、このような機能を加えることで「ポリ袋を使うことで、生活がより便利になる」ことの発信を続けており、今回もその一例となった。

このほかにも今年は新製品として、従来の消臭袋とは異なる特殊フィルムで臭いを通さない「KESMELL防臭袋」を「asunowa」シリーズにキッチンポリ袋として初めてエコマーク認定を受けた「植物由来の地球にやさしいキッチンポリ袋」を発表している。いずれのアイテムもサイズや機能をパッケージにピクトグラムなどで見やすく表示した。「使っていただくためには、まず店頭にならんで、手にしてもらうところから」と、ニーズへの回答とアイキャッチ性、ラインアップの拡充に力を入れている。

 

(包装タイムス2024年6月17日より引用)