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基材も粘着剤も主原料は天然素材

(画像は公式サイトより引用)

ニチバンは、木材パルプを主原料とした天然素材であるセロハンを基材とする環境にやさしい粘着テープ「セロテープ」を中心に各種製品を出展する。「セロテープ」は、基材はもちろんだが、粘着剤も天然ゴムと天然樹脂が主原料であり、巻心も再生紙を使用している。日本有機資源協会が2006年から本格運用を開始した「バイオマスマーク」の認定商品であり、「セロテープ」の透明品は「バイオマスマーク75%」に認定されている。

弁当や総菜などの簡易包装用の「セロテープ」として商品化した「フードパックテープ」の包装機用である長尺タイプ(15㎜幅×500m巻)を出展し、実際に小坂研究所の自動テープ貼付け機「サイド貼り機 CS-800」により実演も行う。自動簡易包装機用テープは200m巻または、300m巻が一般的だが、500m巻は同社が業界で初めて商品化(同社調べ)したものだ。これにより包装機のテープ交換頻度は、200m巻に比較すると、約60%の削減効果になる。

なお、「セロテープ」は同社が有する登録商標だ。

 

(包装タイムス2024年2月12日より引用)