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包装資材で環境配慮を推進

(画像は公式サイトより引用)

化粧品・サプリメントなどの製造販売を手掛けるDHCは、通販や直営店への商品配送時に使用する配送箱や梱包資材を、環境に配慮した素材へ変更した。持続可能な社会の実現に向けた環境保全への具体的な取り組みとして、順次切り替えを進めている。同社は、この取り組みで、年間で14.3%、量にして約130tのCo2排出削減を見込む。

ウェルビーイングを志すブランドを有する同社は、物流改善プロジェクトとして三つの取り組みを開始した。まず、通販用に緩衝材を紙素材へ変更した。従来のブラスチック素材の緩衝材を廃止し、FSC認証を取得した紙素材のものを採用。商品形状に合わせて緩衝材の形を調整しやすい点も評価されており、作業の効率化にもつながっているという。年間で16.96tのCo2排出量の削減にも貢献する。

また、通販配送箱も刷新し、ワンタッチ式の段ボールを採用した。こちらの素材もFSC認証を取得している。組み立てと解体が行いやすい形式の箱で、作業員の負荷削減にもつなげる狙いだ。

箱の種類を14種類から8種類に減らし、またデザインも青白のストライプ柄から、キャッチコピーとロゴマークのみのシンプルなデザインに変更した。これらの取り組みで、79.32tのC02削減するという。

直営店への商品配送にはリターナブルボックスを採用した。全国95店舗の直営店への配送は、従来段ボールを使用していたが、このほどの取り組みで約200回繰り返して使えるリターナブル容器「エコビズボックス」を用いた配送に転換する。2千個の導入を予定しており、約5年で160tのC02を削減すると見込まれている。

 

(包装タイムス2024年8月26日より引用)

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