持続可能な社会の実現に向け セルロースと再生PPのラベル提案
(画像は公式サイトより引用)
持続可能な社会の実現に向け、資源の有効利用や海洋プラスチックごみ問題対策などのソリューションとして、シール・ラベルコンバーターのイーデーエム(=EDM)は、木材パルプを原料としたセルロースフィルムの食べる「脱プララベル」と、産業系廃棄物(=PIW)として排出されたPPレジンを20~30%配合したフィルムのラベル「再生PPラベル」を、ブランドオーナーなどの取引先へ積極的に提案を行っている。
セルロースは木材パルプ、いわゆる植物の成分で、地球に最も大量に存在するバイオポリマーで、土中・海中に存在する微生物によって分解されるため、生態系に与える負荷を軽減することができる。
しかも、同社がラベルの表面基材として扱うフィルムは、インダストリアルコンポスト(産業堆肥化)の基準となるヨーロッパ(EN13432)とアメリカ(ASTMD6400)の認証を受けており、同社は「脱プララベル」として提案していく。
ラベル機能としても、紙ラベルにはないコシの強さを実現していることから、POPラベル(アテンションラベル)としても有効だ。機械適性にも優れたオートラベラーによる自動貼付けにも対応するという。
PIWのPPを使用した「再生PPラベル」は、リサイクルPPレジンを20~30%配合したラベルで、水に強く、破れないという合成紙と同等の特性を備えていることから、その用途も合成紙と同様さまざまだ。
バージン樹脂の使用量を減らすという点では、減プラスチックのソリューションとして「再生PPラベル」の販促もより一層強化していく。
包装タイムス2023年1月1日・2日引用