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プラ量を半減した包材へ 期間限定商品で初めての取り組み

(画像はプレスリリースより引用)

カルビーは「CRAFTEC Calbeeじゃがいもチップス」をリニューアルし「じゃがいもチップス 花藻塩味/あじわい玉ねぎ味」を9月19日から来年3月中旬まで限定で販売した。同商品では、1983年から採用している5層のアルミ蒸着フィルムパッケージを初めて4層の紙包材に変更しプラスチック使用量を半分程度減少している。

同社は、83年に発売したポテトチップス「ルイジアナ」から品質保持を目的に、パッケージに5層のアルミ蒸着フィルムを採用。一方、環境への配慮から、フィルムを薄くするなど包材の研究開発を進めてきた。

2019年には、クラフト包材を使った「ポテトチップス」と「かっぱえびせん」を期間限定で販売。翌年には、同社として初めて紙表記のクラフト包材を使用した商品を発売した。

今回、約2年の開発期間を経てピロー形態で紙表記の4層フィルムを開発し、リニューアルした「じゃがいもチップス」に初めて採用している。

研究開発本部、包装開発課の澤田遍範氏は「これまで紙を使ったフィルムの商品化は実現していたが、既存のプラスチックフィルムと比較してプラスチック使用量削減には至らなかった。さまざまな問題が発生するたびに諦めかけたが、各方面の協力を得て、商品化できた」としている。

パッケージは、手触りがやさしく風合い豊かな紙表示のクラフト包材を使用。ブランドコンセプトである「畑とお客様をつなぐ温もり感じるポテトチップス」を素朴で洗練されたデザインで表現している。

 

包装タイムス2022年9月26日引用

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