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紙皿の可能性を提案 新しいアイデアとして

(画像は公式サイトより引用)

紙製品を扱う三和紙工は、TOKYO PACK 2022に新しいアイデアとして、アート紙皿や紙トング、組み立て式で強度を保つ「五目炒飯専用!ガッツリいける紙スプーン」を展示し関心を集めた。

同社が取り扱う紙皿は、イベントやアウトドアを主な用途としており、コロナ禍により需要が3割下落したという。行楽向けの紙皿の需要が減少したことを受け新しい取り組みとして、社内で商品開発のアイデアを募集し、アート紙皿を試作。これは「自宅をミュージアムショップに」をコンセプトに掲げた観賞用紙皿だ。九谷焼のデザインを印刷しており、紙製の額縁を使用し、使い捨ての実用から楽しむという娯楽へと昇華させた美術品としての紙皿だという。現時点では発売の予定はないとのことだが、完成度の高さから購入したいとの要望が寄せられた。

特殊原紙を使用した紙トングは、コロナ禍の感染対策として紙皿とは反対に需要が伸びた。レストランや宿泊療養施設などで使用されたという。

五目炒飯専用!ガッツリいける紙スプーンは、TOKYO PACK初展示。組み立て式で、紙をロックすることで凹凸を維持し同時に強度を保つ。ご飯をすくってもへたらない丈夫な紙スプーンだとした。

同社は、紙皿を中心にいろいろな紙容器の成型製品を製造しており、「今回は紙皿などの新しいチャレンジをアピールするため出展した」とした。

包装タイムス2022年11月14日引用

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